代用コーヒーである、たんぽぽコーヒーは、本当に体によい?効用は?
代用コーヒーとは、コーヒー豆以外の原料を使って作られたコーヒー風味の飲み物です。
これを代用コーヒーと言います。
たんぽぽを使った、たんぽぽコーヒー、大豆を使った大豆コーヒー、チコリを使ったチコリコーヒー、玄米を使った玄米コーヒーなど、いろんな種類があります。
戦争などの理由で、コーヒー豆が入手できなくなった時に、身近にある他の作物でコーヒーを作れないか模索してきた中で生まれました。
今は、コーヒー豆は容易に入手できるようになったのですが、それでも根強く代用コーヒーは飲まれています。
その理由は何個かあります。
- カフェインが含まれているものを取りたくない方
- 代用コーヒーの原料に含まれる健康に貢献する成分を摂取したい方
その中で一番ポピュラーなものは、タンポポコーヒーです。市販もされています。
さて、タンポポコーヒーのことをお話しする前に、通常のコーヒーのメリットとデメリットをお話したいです。その上で、代用コーヒーを摂取するメリットを考えるとよいです。
目次
コーヒーのメリットとデメリット
コーヒーには、カフェインを含有しています。以下のような量を含有しているという報告もあります。
- エスプレッソコーヒー 140mg/50cc
- ドリップコーヒー 135mg/150cc
比較材料として紅茶を例にあげますと、紅茶には150cc中30mgです。
コーヒーには、カフェイン含有量が多いというのが特徴です。
カフェインのメリットとデメリット
カフェインによって、眠気をとったり、痛みを取る力が期待されます。
デメリットとしては、不眠になったり、頭痛になる方もいます。
利尿作用により、おトイレに近くなることもあります。
どの程度の量をとるかによって、症状の出方は異なります。個人差も、かなりあります。
コーヒーのメリットとデメリット
コヒーには、がんを予防するという効果があります。
具体的には、以下のようなになっています。
- 肝臓がんのリスクを下げる効果=ほぼ確実
- 子宮体がん」のリスクを下げる効果=可能性あり
- 「大腸がん」「子宮頸がん」「卵巣がん」などに関しては、まだはっきりせず。
肝臓がんに関しては、毎日5杯くらいのむと、肝臓がんになる確率が1/4になるという報告がでています。
一方で、肝臓がんになる方の割合は、コーヒーを飲まなくても、年々減ってきていることも忘れてはいけません。
さらに、子宮体がんと肝臓がんを除いては、がんを減らすということまでは、はっきりしていません。
そのようなことを考慮すると、がんを減らしたいからという理由で、コーヒーをガバ飲みするというのは、無理があります。
一方で、コーヒーの飲みすぎると、胃が荒れる方や、不眠になる方もいらっしゃいます。興奮して落ち着かないという方もいます。
また、コーヒー豆に用いられる農薬や防腐剤の長期摂取に伴う問題点も、あげられます。
さらに、コーヒーと一緒にいれるフレッシュには、体に非常に負担のかかる脂質が用いられます。
コーヒーに砂糖を多く入れすぎると、糖尿病のリスクをあげることにもつながります。
コーヒーという視点だけでなく、どのような豆を用いるか?フレッシュを用いるか?砂糖を入れ過ぎていないか?という視点も、大切です。
結論として、コーヒーは常識的な範囲内、つまり1から2杯程度に抑えることが、懸命でしょう。
そして、過剰に飲んでいる方は、代用コーヒーを取り入れたりして、コーヒーの摂取量を減らす試みをする価値は非常に高いと考えます。
がんの方は、コーヒーを飲んでよいのか?
がんの方は、ストレスが多い状態です。神経も高ぶりやすいです。そして、コーヒーのカフェインで、神経の高ぶりが、さらに悪化するかもしれません。
以上を考慮すると、コーヒーを飲んでも良いですが、1杯程度にしておきましょう。
代用コーヒーには、どのようなものがある?
タンポポ珈琲
たんぽぽの根っこの部分を焙煎して挽いたものをお湯で抽出するというものです。健康に与える影響から、妊婦さんに人気があります。
タンポポ茶という名称で呼ばれることもあります。
チコリコーヒー
チコリとはヨーロッパ原産のキク科の植物です。
玄米コーヒー
玄米を焙煎して作ったコーヒーです。
女貞子(じょていし)コーヒー
数十年前から、健康雑誌で、よく特集されていたコーヒーです。女貞子は、ネズミモチという果実を焙煎して作ったものです。
ネズミモチの実は女貞子という名前でも用いられて、和漢の領域では酢百年前から、用いられています。
健康維持と、若々しさの維持のために、非常に有用とされています。
代用コーヒーのうち、どれを選ぶのが良い?
はじめに、産地をしっかり確認することが大切です。どれだけよい代用コーヒーであったとしても、材料に防腐剤や農薬が用いられては、いけません。
その上でどれがよいかを考えるとよいです。
玄米コーヒーについては、おすすめできません。
玄米の長期摂取により、体に必要なミネラルまで体の外に出してしまうという問題点があるからです。
チコリコーヒーに関しては、フランスで根強く飲まれています。食物繊維やミネラル(リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム)を含んでいます。健康維持には、よいでしょう。
さらに、タンポポコーヒーも、健康維持には、よいでしょう。
さて、私としては、女貞子コーヒー(じょていしコーヒー)をおすすめします。
和漢の領域で、数百年使われています。
ちなみに、女貞子の由来は、女の方が貞操を守ることができるという意味合いです。
つまり、「女貞子を飲んでいれば、旦那様は、元気に生活できて、奥様はずっと旦那様から愛される。その結果、奥様は貞操を守ることができる」という意味です。
女貞子をグーグルといった検索エンジンで調べていただけば、そのパワーがご理解いただけるはずです。
そして、女貞子を材料にして作った女貞子コーヒーは、手軽に飲むことができます。